神奈川県 川崎市の腎臓内科の病院とクリニック

川崎駅からバスに乗り「鋼管病院前」バス停に降り立つと正面に見える白い建物が「こうかんクリニック」です。日本鋼管病院の外来診療部門であり、一部の外来（スポーツ整形外科・リハビリテーション科・歯科等）を除き、主な診療科の一般外来および専門外来を、全ての患者さんを対象に行っています。建物は日本鋼管病院と隣接していますが、別敷地になりますのでご来院の際はご注意下さい。

当院は、急性期病棟・回復期病棟・療養病棟と複数の機能をもった病棟のある「ケアミックス病院」で、一般的な診療～治療～手術後のケア、そして看取りに至るまで、患者さまの状態・状況に合った医療サービスを提供できることが挙げられます。また国家戦略特区の指定を受け、循環器領域における低侵襲治療を駆使した最先端医療や、がん免疫療法の提供に努めています。がん免疫細胞療法とは、体内に存在する免疫細胞を人工的に増加させ、がん細胞を攻撃しようとするものです。

平成12年4月、南武線「鹿島田」駅徒歩１分の場所に透析専門クリニックとして開設されました。平成16年1月には、「鹿島田」駅から直結する「ルリエ新川崎」に移転し、明るく広いスペースで透析治療をうけていただけるようになりました。また、同時に外来部門もオープンし、医療の幅をさらに広げ、地域の方々に密着した医療に貢献できるよう努めてまいります。

川崎幸クリニックは川崎幸病院の外来部門で、主に内科系診療・小児科診療を行います。訪問診療では医師が定期的に（2週間に1回）ご自宅を訪問し、診察、医療処置、病状に合わせた薬の処方などを行い、病気の治療や介護についてアドバイスします。24時間連絡体制（在宅療養支援診療所）をとり、緊急時にも対応しています。

当院では、地域の中核病院として住民の皆さまの健やかな生活をサポートしながら、救命救急センターをはじめ大学病院として高度で良質な医療を提供することを心がけています。

移植やインターベンションを含んだ腎疾患治療、肝炎・肝癌治療、幹細胞移植を含んだ血液内科、冠動脈カテーテル治療、消化管内視鏡診断と内視鏡治療、胸腔鏡・腹腔鏡を駆使した上部・下部消化管腫瘍の手術、手の外科や人工関節などの整形外科手術、リハビリテーション科、精神科など、各部門で専門的な治療を展開しています。分院では本院各科との協力体制を持っており、回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟もそろっておりますので、患者さんの病態、回復ステップにあった診療を柔軟に提供できます。

多摩病院は、川崎市３つ目の市立病院として、聖マリアンナ医科大学が管理運営を行う病院です。地域を意識した24時間365日の救急対応を基本方針とした病院運営を行っています。また、川崎市北部医療圏の地域医療支援病院として、地域の患者さん、地域の医療機関・福祉施設と、密接に連携を図ってまいります。

当大学病院は、国や自治体から「特定機能病院」「地域がん診療連携拠点病院」「臨床研修病院」といった指定を受けています。特定機能病院としては、一般の医療機関では難しい高度な専門医療を必要とする患者さんや、病気が進行中の急性期の患者さんを、地元の病院や診療所から紹介を受け、診療をおこなっています。施設面でも特定集中治療室、ハイブリッド手術室を完備し、より専門的かつ高度な診断・治療を可能にしています。

この地域で、急性期から回復期、訪問看護にいたるまで、多岐にわたる医療を展開しております。平成23年10月には介護付き有料老人ホームを開設し、医療と介護の強固な連携をはかります。また、地域の診療所や在宅医の先生方、訪問看護ステーションやケアマネージャー、その他の介護施設や介護事業所の皆様とも密に連携していくことが求められるとも確信しております。