愛知県 名古屋市の脳神経外科の病院とクリニック

近隣地域には高度な急性期医療を担う大規模病院が多くある一方、急性期医療を終えた患者さんを在宅へと繋ぐ橋渡し的な医療機関は十分でありません。また高齢者二次救急や在宅療養中に急性期医療を必要とする患者さんの受け皿も不足しています。当院は、これまで周産期医療、ホスピス・緩和ケアに加えて急性期医療を担ってきましたが、これからの地域医療を支えるハブ病院として必要な機能を持つとも考えています。

2018年3月に国際的な病院機能評価であるＪＣＩの認証を、中部地方で初めて取得しました。地域からの当院に対する期待は、高度医療と救急医療であると考えています。当院の強みは、各科や部門が機能的に動けるところです。高齢化社会を迎え、いくつも疾患を抱える患者さんに、一つの専門科だけでなく多職種でチーム医療を行い、また院内院外の医療連携を密にして対応します。

長年、脳神経外科医として脳卒中の急性期治療に携わり、多くの患者さんが日常生活へ戻っていかれるのを見守る一方、術後に麻痺が残った患者さんからは「なぜ助けたんだ」と言われた事もあります。「開業医として自分は何をすべきなのか」自らの経験を踏まえて考えた末行きついたのが、脳卒中の予防や術後の運動回復機能、すなわち急性期治療前後の対応でした。医療・介護のワンストップサービスを実現するために力を注いでいます。

協立総合病院の医療は、地域での医療生活協同組合員のネットワーク、多くのボランティア活動に支えられています。また電子カルテの印刷によって配布型のカルテ開示を行い、個人情報の自己コントロール権の確立、インフォームドコンセントの推進、医療への患者参加の促進を目標にしています。そして、緩和ケア病棟を名古屋市内で始めに開設した病院として、全人的なケアに力を入れています。

小さなお子様から、お年寄りの方まで、内科疾患から外科疾患まで、幅広い診療科の初期治療を行っています。在宅診療、メディカルエステも行っています。

救命救急センターでは頭部外傷・脳卒中・心筋梗塞をはじめとする重症緊急疾患以外にも小児救急・消化器疾患・呼吸器疾患の初期治療にあたっています。それ以外にも先進医療や悪性腫瘍の治療といった高度医療、働く人々の健康を守る産業衛生保健、最新医療機器（ＰＥＴ-ＣＴ、３２０列X線ＣＴ、３テスラＭＲＩ）を活用し、がん、心臓病、脳卒中、生活習慣病などの早期発見を目指す健康診断、予防医療の充実も図っています。

診断用ポジトロンCT、ガンマナイフ等大学病院にもない先端医療を装備。また高解像度MRIやCT、超音波検査等は即日可能で、中小病院の利点を活かして、高度医療をいつでも、気軽にご利用いただけます。健診や予防運動療法、術後のリハビリから社会復帰まで、総合的な医療を目指します。病院と診療所が役割分担しながら治療にあたる地域医療連携にも努めています。

以前は急性期医療を中心に医療を提供していましたが、地域をとりまく変化を受け、平成14年に一般病床146床と療養病床44床に変更しました。それに伴い急性期医療を脱したものの、今後長期的に医学的管理やリハビリテーションの必要な患者様を積極的に受け入れられる体制を構築しています。

５疾病（がん・脳卒中・心筋梗塞・糖尿病、精神科疾患）５事業（救急・災害・僻地・周産期・小児）を中心に、名古屋市南部、知多半島の一部の地域における急性期の総合的な病院です。

当法人は、高度急性期医療の要である「大同病院」、専門外来診療とかかりつけ医の架け橋となる「だいどうクリニック」、地域医療・介護と連携する「大同老人保健施設」「大同訪問看護ステーション」「大同居宅支援事業所」、そして地域医療を担う「中央クリニック」「大同みどりクリニック」「内田橋ファミリークリニック」を運営しております。