北海道 札幌市の消化器内科の病院とクリニック

当院の高齢者慢性期病院では、３重苦にある患者様（高齢・肢体障害・複数の 慢性疾患）の医療を継続し支えると共に、生活のお世話（ケア）を行いながら、在宅生活復帰への援助を行います。また一方では、介護医療院において高齢患者様の安息な人生の最後を見守る終末期医療を担います。

当院の主な医療機能は「救急・急性期医療」「がん医療」「専門医療」です。これらを安全に提供し、安心・納得いただける医療・福祉を進めることを病院の理念としています。また、地域の病院や診療所、介護を担う方々と連携・協力しながら、「誰もが健康で安心して暮らせるまちづくり」に貢献する地域の医療機関をめざしています。

第一に当院の重要な使命は救急医療です。札幌市のみならず道内全域から救急車を受け入れています。つぎに現在積極的に取り組んでいる がん治療 です。PET-CTやリニアック（放射線治療装置）など、がん治療に必要な施設や人員も配置し、診療科の充実も進めています。臨床研修医を含めた若手医療者教育の充実、臨床研究の推進などを合わせ、地域病院ではあまり見られない分野へも注力しています。

胃カメラは経口用及び経鼻用を備えており、最近では鼻から挿入する胃カメラの方が苦しくないと好評です。大腸カメラはカメラの硬度を変えることのできる可変硬度式のカメラを導入しており、苦痛の少ない検査を可能にしており、外来で日帰り大腸ポリープの切除も行っております。高齢者に対する在宅医療・在宅看護にも取り組んでおります。

内科領域全般についてプライマリーケア(一次医療)、糖尿病の予防や治療に取り組んでいます。胃や大腸の内視鏡検査では、早期ガンに対する粘膜切除術や食道静脈瘤結さつ術など高度な治療も行っております。肝臓・胆のう･膵臓の早期発見に欠かせないヘリカルＣＴやカラードップラーエコーも備えています。訪問診療等の医療保険サービスと訪問看護・訪問介護・老人保健施設などの介護保険サービスも行っております。

当院は専門の消化器疾患はもとより高血圧や高脂血症などの生活習慣病から風邪に至るまで幅広い病気に対応し、地域の皆さまの「かかりつけ医」としての役割を担いたいと思っております。また、男性医師に加え女性医師も常勤していますので、女性特有のお悩みについても対応いたします。

当院では逆流性食道炎や胃潰瘍などの消化器疾患はもとより糖尿病・高血圧症治療薬などの生活習慣病や気管支喘息・甲状腺腫瘍の診察も通常通り行っております。睡眠時の件・治療も可能です。お気軽にご相談ください。

診断部門では、各種の高度放射線診断機器に加え、内視鏡部門では小腸内視鏡、カプセル内視鏡などを備え、治療においては、悪性疾患に対する内科治療では、早期癌に対する内視鏡的治療から進行癌に対する化学療法、放射線療法まで幅広く対応しております。また、北海道でも最も早くに腹腔鏡下手術を開始しており、より体にやさしい外科治療を心がけています。苦痛なく療養できるように、緩和内科とも緊密に連携を保っております。

北海道がんセンター(独立行政法人国立病院機構)は、健康で幸福な生活のため、最新の知識と医療技術をもとに、質で信頼のある医療の提供に努め、特に「がん克服」に寄与することを目指します。手術ロボット、PET-CTなど最新機器の設置、治験など新しい抗がん剤の開発協力など癌治療の最前線を目指し、また緩和ケア、感染対策、褥瘡対策、医療安全、栄養指導など多くの多職種癌治療サポートチームも活動しています。

一般・消化器外科の推進（特にがんに代表される悪性腫瘍が柱）、移植医療の展開、人工腎臓・人工肝臓・人工関節などの人工臓器開発と臨床応用、高度先進医療技術の開発と実践を旗印にした急性期医療施設として昭和60年に開院。以来、放射線治療器（リニアック）の導入、悪性の血液疾患（白血病やリンパ腫）治療、内視鏡外科術の導入、末期癌に対する特殊な免疫療法、腎不全に対する人工透析療法、肝不全に対する人工肝補助療法、膠原病や自己免疫疾患に対する各種アフェレシス療法などを開始しております。